カイト「久しぶりに雨ん音を聞いたけんど、これはソウスケがやったっちゃろうか。」
トワコ「ソウちゃんが雨の音を思い出したみたいで、昨日からこの付近は雨の音がしているわよ。」
カイト「でん雨は降っちょらんぞ。まあ、濡れるよりはマシじゃけんど。」
トワコ「もしかしたら、濡れるのが嫌って、昔、カイちゃんが言っていたのを覚えていたのかもね。」
カイト「儂、そげな事を言っちょったか?」
トワコ「ええ。」
カイト「…じゃったか。」
カイト「ソウスケ。」
ソウスケ「どうした、カイト?」
カイト「雨ん音がする所があったけんど…」
ソウスケ「あの場所、嫌だった?ゴメン…!ハルカにあの場所を壊してくるように伝えてくる!」
カイト「いや、あん場所にシロウかい貰った儂の故郷の花の種を植えたっちゃけんどん、あそこに雨を降らせて欲しいとよ。」
ソウスケ「!……わかった!じゃあ、さっそく雨を創ってくる!」
ソウスケが張り切りすぎてしまい、根腐りしかけたりと色々とあったが
皆の協力により、雨露に濡れた綺麗な青色の花が咲いた。